Trouble The Water
http://troublethewaterfilm.com
Trouble The Water: The Story
http://troublethewaterfilm.com/content/pages/the_story/
2008年サンダンス映画祭受賞作品「Trouble The Water」。「華氏911」「ボウリング・フォー・コロンバイン」のプロデューサーであるTia LessinとCarl Dealの監督製作。大志を抱くラップ•アーティストと俗世の裏を知り尽くした夫が、ニューオリンズの致命的な洪水を生き延び、新生活へのチャンスをつかんでいく様子を記録する。自称「ペテン師」がヒーローに生まれ変わる過程を通して、カトリナの様子が今までにない様相で画面に広がる。
物語はカトリナが到来する前日から始まる。フレンチクォーターから数ブロック離れた、だが観光客の目に触れる事のない地区だ。Kimberly Rivers Robertsはハリケーンから身を守る9th地区の隣人たちと自分自身にビデオカメラを向ける。「きっと忘れられない記録になるわ!」強くなる風の中で、興奮しながら彼女は買ったばかりのビデオカメラに向かう。ビデオを撮るのは初めてだ。映像は荒く安定しないが、事実に満ちている。Kimの土地っ子なまりの報道口調は、これから起こる地獄を知っている観客の恐れに反して、楽しげに弾む。彼女に危機を知らせる事は観客にはできない。そしてニューオリンズを逃がすことはできない。
ハリケーンが荒れ狂い、洪水がKimたちの空間と画面に溢れる様子を、Kimと夫Scottは記録し続ける。高みを目指す恐怖の航海、そして友人や隣人の救出。
KimとScottの内側からの、まるでその場に居合わせているような日常映像と、監督のDealとLessinの被災後の記録が絡み合い、作品に新しい命が吹き込まれる。制作の過程で監督たちは、Kimのラップアーティスト”Black Kold Madina”としての才能を知る。カトリナですべてを失った彼女のMemphisの親戚の元にあった、たった一枚残された彼女のレコード。そこには破壊的とも言える彼女の才能と、救いの見えない貧困に満ちた彼女の人生が詩となって爆発していた。
Trouble The Water試写会予定
http://www.zeitgeistfilms.com/playdates.phpdirectoryname=troublethewater
San Francisco: Sundance Kabuki Cinema 9/5/2008より
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Trouble The Water: Learn What You Can Do
http://troublethewaterfilm.com/content/pages/learn_what_you_can_do
(提携団体一覧)
「ハリケーンが湾岸を襲い、洪水がニューオリンズを破壊した時、それがその地区を第三世界にしたのではない。そこが第三世界である事を露出したのだ。」Danny Glover / ダニー•グローバー
「Trouble The Water」は観客を激動の旅路に連れ込む。心臓が止まりそうになり、激怒し、感動し、力がわく。劇場を出た時、きっと何かをしたくなる、しなければならないと感じるはずだ。ハリケーン•カトリナの被害に対してだけでなく、洪水が去った後に露出された問題に対して。公共教育機関の劣化、投獄率の高騰、貧困、政府の責任欠如、そして組織的な人種差別。
本作品は多数の市民団体と提携して、人種と経済の公正、自活開発環境、青少年育成を目指した活動を進めている。本作のメッセージでもある若い世代の力。選挙が近づく今年、この作品から人々の対話が広がることを望んでいる。
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Black Kold Madina
http://bornhustlerrecords.com/shop.htm