YouTubeから聞こえるアメリカの声

Archive for the ‘New Orleans’ Category

フォーバーグ・トレメ: 語られなかった黒人のニューオリンズ

In Civil Rights, Music +, New Orleans on 2009/05/11 at 01:27

Faubourg Tremé: The Untold Story of Black New Orleans
「フォーバーグ・トレメ: 語られなかった黒人のニューオリンズ」あらすじ
http://www.tremedoc.com

フォーバーグ・トレメはほぼ間違いなくアメリカで最も古い黒人地区だ。南部民権運動の発祥の地であり、そしてジャズ誕生の地。トレメ地区はカトリナによって破壊されたが、これはカトリナのドキュメンタリーではない。敵意に満ちた環境にあって、アフリカ系アメリカ人コミュニティーが成し遂げて来たことを讃える作品だ。ニューオリンズに生まれ育った制作者二人によって、詳しい史実と見る者を自然に引き込む作風に仕上がっている。

物語のガイドはニューオリンズ紙タイムズピカユンのコラムニスト、ロリス・エリック・エリー。ロリスは1990年にトレメ地区の旧家を購入した。当時その地帯は麻薬犯罪の巣窟。コミュニティーは改善の試行錯誤を繰り返していた。その危険地区から逃避する代わりに、老朽化した旧家を修復するロリス。その過程でロリスは、トレメ地区の神秘的な、そして無視されてきた過去に惹かれて行く。映像は彼の旧家修復の過程を追う。それは後にカトリナからのニューオリンズ再建の痛みを伴う隠喩となる。

アーヴィン・トレヴィーンズは75歳。ロリスの旧家修復を請け負うクレオールの大工だ。トレメ地区で生まれ育った彼は、語り部でもある。200年の歴史を持つ大工一家の末裔であるアーヴィンは、トレメ地区の家々の忘れられた物語をロリスに語る。詩人のルーリエット・ブレンダ・マリー・オズベイ、ミュージシャンのグレン・デビッド・アンドリュー、歴史家のジョン・ホープ、フランクリンとエリック・フォナーらの語りも加わり、トレメ地区の激動の歴史と複雑な背景が明かされて行く。カトリナの起こる前と後の映像、そして今までに公開されたことのない史実文献写真とともに。

遠い昔、奴隷制度の時代、フォーバーグ・トレメは南部における最大の「自由黒人」コミュニティーであり、民権運動の坩堝であった。黒人と白人が自由に、奴隷としてでなく、豊かな者と貧しい者が共存し、協力しまたぶつかり合い、今日に至るニューオリンズ文化を作り上げて来た。最初の植民地の郊外(フランス語でフォーバーグ)としてフランス領時代に形成されたトレメ地区には、1960年代になるまでフランス語を第一言語にしていた人々がいる。アーヴィンの家族もそうだった。

作品には今まで知られていなかった史実が溢れている。1800年代、アメリカのほとんどの黒人が綿畑で働いていた時に、トレメ地区の黒人は詩を出版しシンフォニーを指揮していた?ローザ・パークスの100年前にトレメ地区の指導者たちはデモを組織し、公共交通機関や学校での差別を廃止させた?アメリカへの最大の贈り物であるジャズは、アメリカ最初の民権運動敗北の失意の名残から生まれた?

この作品は想像をかき立てる。歴史を暴露する。そして憤慨を与える。映像は眼に焼き付く。私たちは誰なのか、そして誰だったのかを思い知らせる。現在トレメ地区の多くの住民が家に戻ることが出来ない。150年前に闘った民権運動と同じように、また闘わなければならない。「フォーバーグ・トレメ: 語られなかった黒人のニューオリンズ」は、何度も失意から立ち上がりながら、ユニークで表現力に富んだ文化をアメリカとそして世界に与えて来た、トレメ地区コミュニティーへの賛歌である。

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ウィントン・マルサリスがエグゼクティブプロデューサーを勤める本作品は、2008年に数々の映画祭で公開され、サンフランシスコ映画祭などで優秀賞を受賞。2009年2月の黒人史月間にはPBS公共テレビネットサークで放送されました。現在DVDを購入することが出来ます。DVDは英語で字幕はありませんが、国コードはリージョンフリーで日本でも見ることが出来ます。以下のオンラインショップは日本へも発送します。

Faubourg Tremé: The Untold Story of Black New Orleans DVD
http://www.filmbaby.com/films/2933
http://louisianamusicfactory.com/showoneprod.asp?ProductID=6187


(おまけ: 2009年ジャズフェス)
トレメ地区出身トロンボーン・ショーティー対ウィントン・マルサリス

ニューオリンズの街頭芸人物語「街頭の聖人たち」

In Music +, New Orleans on 2009/05/07 at 23:07


Grandpa Elliott Smalls グランパ・エリオット・スモールズ
http://www.sidewalksaints.com/solo/57-grandpa-elliott-smalls

わしはトレメのオーリンズアヴェニューで育ったんじゃ。小さい頃、ある日、叔父が家から出て行った。台所にハーモニカを残してさ。それで決まり。わしはすぐにそれを口に持って行って吹いた。上下逆さまに。今でもそのまま逆さまで吹いているんじゃ。(中略)7歳の時、ある男がバーボンストリートでタップしているわしを見て、ニューヨークのブロードウェイのショーに出してやると言った。母さんと一緒にイースト・ブロンクスに引っ越した。オールドマンリバーやショーボートに出た。他のダンサーと一緒にタップして、オーケストラの前でハーモニカを吹いた。舞台に出るのは好きだったけれど、あの家は地獄だった。母さんがその男と一緒になったんだが、奴は母さんとわしをいつも殴ったんだ。学校から帰るのが5分遅れると殴られた。服を脱がされて、手をしばられて、殴られた。母さんに「ここを出よう」と言うと「子供は口出しするな」とまた殴られた。ある日奴は母さんを殺したんじゃ。


Keith “Wolf” Anderson キース・ウルフ・アンダーソン
http://www.sidewalksaints.com/bands/47-keith-qwolfq-anderson

リバースの奴らと初めて演奏したのは、高校の時だ。あの頃奴らは「ザ・グループ」って呼ばれてた。俺はプロジェクトのあたりの魚加工の仕事をしてたから、いつも魚臭かった。家に帰る途中でブラスバンドが聞こえて来たんだ。その家に入ると吹いているのはフィリップ・フレーザー、キース・フレーザー、カーミット・ラフィン。俺は言った「お前ら、いい音してるなぁ。ジャズをやれよ。金になるから」始め奴らは俺を相手にしなかった。なにしろ魚臭くてひどいもんだったからな。俺はホーンを手に取って、腕前を見せてやった。奴らは俺を「ウルフ」って呼ぶようになった。もみあげが狼男みたいだったからさ。気に入らなかったけど、今はもう慣れたよ。


Peter Bennett ピーター・ベネット
http://www.sidewalksaints.com/solo/61-peter-bennett

わしは小さいけれどとても活発はグラス・ミュージシャンのコミュニティーの一員なんだ。世界に40人いる真剣なプレイヤーの中で、愚かにもこれで生計を立てようとしているのはわしら3人。3、4年に一度、わしらは集合することになっている。前回は2005年だった。わしはパリのLe Cite de la Musicに呼ばれて演奏した。世界のグラス・ミュージシャンたちの演奏が続く素晴らしい夜だった。そこでわかったのは、演奏の腕は一流グラス・ミュージシャンにはとてもかなわないが、エンタテイナーとしての腕がわしは飛び抜けているっていうことさ。

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About Sidewalk Saints「街頭の聖人たち」について
http://www.sidewalksaints.com/about

「街頭の聖人たち」のアイデアが湧いたのは2007年。ニューヨークの高校教師だった僕は、夏休みを使ってハリケーン・カトリナについて書こうと思った。二週間ずっとニューオリンズを歩き回って、人々から災害の体験を聞こうとした。だがうまく行かなかった。みんな話したがらない様子だった。みな自分の生活を立て直すのに懸命だった。話してくれるのは、すべてを失って途方に暮れて、でもこの土地からどうしても離れられない人たち。そんな話ばかりを聞き続け、見捨てられた人たちの心に押しつぶされて、蒸し暑いジャクソンスクウェアのベンチに座り込んだ。ニューオリンズの将来に希望が見えない。僕は諦めた。ニューオリンズ滞在最後の日、僕は通りでギターを弾いた。ほとんど金にはならなかったけれど、そこで素晴らしい芸人たちに巡り会った。僕は彼らに、また戻って来て彼らの物語を書くことを約束した。それから教職を一年勤め、貯金を持って僕はニューオリンズに戻って来た。この一年で僕は100人以上の街頭芸人たちと知り合った。その中の50人を収録した第一巻は、この街が与えてくれるもののほんの一部に過ぎない。文章、写真、デザインなどに関するフィードバック、いつでも待っています。

Jim Flynn ジム・フリン
Sidewalk Saints

http://www.sidewalksaints.com
http://www.youtube.com/sidewalksaints

●「Sidewalk Saints 街頭の聖人たち」はジムが自費出版した本で、街頭芸人から買うことが出来ます。Jazz Fes期間、ジム本人がフレンチマンストリートで売っていました。地元書店「FAB」でも買うことが出来ました。
Faubourg Marigny Art & Books
600 Frenchmen St, New Orleans, LA

ニューオリンズ、ミュージシャンズビレッジ、一日ボランティア4月29日

In New Orleans on 2009/04/20 at 21:32


Day of Service at Musicians Village

New Orleans Jazz & Heritage Festival and Foundation, Inc. April 20, 2009
ニューオリンズ、ジャズ&ヘリテージ・フェスティバル/基金ニュース
2009年4月20日

The New Orleans Jazz & Heritage Foundation and radio station WWOZ-FM will host a Community Day of Service at New Orleans Habitat For Humanity’s Musicians Village on Wednesday, April 29, 2009. Please join us in the rebuilding of New Orleans.
ミュージシャン・ビレッジでニューオリンズのミュージシャンの家作りのボランティアをしませんか?ジャズフェスの中日4月29日水曜、ハビタット・フォー・ヒューマニティーのミュージシャン・ビレッジで「Community Day of Service/一日ボランティア」が開催されます。

The New Orleans Jazz & Heritage Foundation and radio station WWOZ-FM will host a community Day of Service on Wednesday, April 29, at New Orleans Habitat For Humanity’s Musician’s Village in the Upper Ninth Ward. The community is invited to join us in helping to build houses for our musicians and cultural community.
主催はジャズ&ヘリテージ基金とラジオ局WWOZ-FM。場所はアッパー・ナインス・ワード – 被害が最もひどかった第九地区です。カトリナで家をなくしたミュージシャンやアーティストの家作りの手伝い、一般の皆さん、ぜひ参加してみてください。

To volunteer, please register by calling (504) 558-6100, or send us an e-mail. Registration will close at 4 p.m. on Wednesday, April 22.
参加には登録が必要です。(504) 558-6100に電話するか、メールで申し込んで下さい。4月22日水曜午後4時が申し込みの締め切りです。

Participation Details:
参加の心得:

Volunteers must arrive by 7:30 a.m. at the Musician’s Village (an exact location will be provided on April 27) and stay on the work site until 3:30 p.m.
参加者は当日朝7:30までにミュージシャン・ビレッジに集合。詳しい集合場所は4月27日にお知らせします。作業は午後3:30まで行われます。

There will be a one-hour lunch break starting at 11:30 a.m. All volunteers are asked to bring their own lunch, as well as a water bottle (water will be available at the construction site for refilling bottles). During the lunch hour we will have a musical performance and a press conference announcing successes in the Foundation’s Raisin’ the Roof housing program.
11:30からの一時間がランチタイムです。昼食は各自持参して下さい。作業場に飲料水があるので、入れるためのボトルを持参して下さい。この時間に音楽の演奏とプレスコンファレンスがあります。ジャズ&ヘリテージ基金の「Raisin’ the Roof」プログラムの成功を祝います。

It is not necessary to bring any tools, but you may bring your own tools if you wish. Especially useful are a tool belt, hammer, measuring tape, pencil, razor knife, cat/bear claw, etc. Please clearly label all of your tools.
大工道具は作業場にありますので、持参する必要はありません。が、もし自分の工具を使いたい方は、氏名を明記して持参して下さい。作業場で持っていて便利なのは、道具ベルト、金槌、メジャー、鉛筆、カッターナイフなどです。

Footwear needs to be sturdy, with closed toes and heels. Boots or sneakers are both considered appropriate footwear, but sandals and are not.
靴はしっかりしたもの。つま先とかかとがあるもの。ブーツやスニーカーはOK。サンダルは駄目です。

The Day of Service will go on rain or shine. Please prepare for the weather by checking the forecast before you arrive at the work site. If it is sunny, please bring a hat, sunscreen and sunglasses. If it is raining, please bring a jacket, raincoat and/or rain boots.
「一日ボランティア」は雨天決行です。作業場に来る前に天気予報を調べ、適当な服装で来て下さい。晴れの場合は帽子、日焼け止めクリーム、サングラスを。雨の場合はジャケット、レインコート、雨靴を。

You will receive a short orientation once you arrive at the work site, which includes a safety lecture. In addition, you will receive on-site training on tasks to which you are assigned. Your assigned meeting place for this safety briefing may not be the same as your work site location, but your work site will be in the same neighborhood. Please be prepared to drive to your work site after the briefing.
作業開始前に、安全についての説明があります。続いて具体的な各作業の仕方の指導があります。説明指導のある場所は、実際の作業場と異なる場合がありますが、両場所とも同地区です。説明指導の後、作業場へ車で移動する方は、心得ておいて下さい。

All volunteers must agree to hold the New Orleans Jazz & Heritage Foundation, WWOZ and Habitat for Humanity harmless and free from any liability in the event of an accident at the work site.
もし作業場で事故があった場合、ジャズ&ヘリテージ基金とWWOZ-FMとハビタットに対して責任を要求しないことを、参加者は同意しなければなりません。

Thank you for helping us to serve our community.
ニューオリンズ・コミュニティーへの支援と助力に感謝します。

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New Orleans Musician’s Village
http://www.nolamusiciansvillage.com

Habitat for Humanity: New Orleans
http://habitat-nola.org

New Orleans Jazz & Heritage Foundation
http://www.jazzandheritage.org

Trouble The Water (Katrina Story)

In Music +, New Orleans on 2008/08/25 at 23:11

Trouble The Water
http://troublethewaterfilm.com

Trouble The Water: The Story
http://troublethewaterfilm.com/content/pages/the_story/

2008年サンダンス映画祭受賞作品「Trouble The Water」。「華氏911」「ボウリング・フォー・コロンバイン」のプロデューサーであるTia LessinとCarl Dealの監督製作。大志を抱くラップ•アーティストと俗世の裏を知り尽くした夫が、ニューオリンズの致命的な洪水を生き延び、新生活へのチャンスをつかんでいく様子を記録する。自称「ペテン師」がヒーローに生まれ変わる過程を通して、カトリナの様子が今までにない様相で画面に広がる。

物語はカトリナが到来する前日から始まる。フレンチクォーターから数ブロック離れた、だが観光客の目に触れる事のない地区だ。Kimberly Rivers Robertsはハリケーンから身を守る9th地区の隣人たちと自分自身にビデオカメラを向ける。「きっと忘れられない記録になるわ!」強くなる風の中で、興奮しながら彼女は買ったばかりのビデオカメラに向かう。ビデオを撮るのは初めてだ。映像は荒く安定しないが、事実に満ちている。Kimの土地っ子なまりの報道口調は、これから起こる地獄を知っている観客の恐れに反して、楽しげに弾む。彼女に危機を知らせる事は観客にはできない。そしてニューオリンズを逃がすことはできない。

ハリケーンが荒れ狂い、洪水がKimたちの空間と画面に溢れる様子を、Kimと夫Scottは記録し続ける。高みを目指す恐怖の航海、そして友人や隣人の救出。

KimとScottの内側からの、まるでその場に居合わせているような日常映像と、監督のDealとLessinの被災後の記録が絡み合い、作品に新しい命が吹き込まれる。制作の過程で監督たちは、Kimのラップアーティスト”Black Kold Madina”としての才能を知る。カトリナですべてを失った彼女のMemphisの親戚の元にあった、たった一枚残された彼女のレコード。そこには破壊的とも言える彼女の才能と、救いの見えない貧困に満ちた彼女の人生が詩となって爆発していた。

Trouble The Water試写会予定
http://www.zeitgeistfilms.com/playdates.phpdirectoryname=troublethewater
San Francisco: Sundance Kabuki Cinema 9/5/2008より

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Trouble The Water: Learn What You Can Do
http://troublethewaterfilm.com/content/pages/learn_what_you_can_do
(提携団体一覧)

「ハリケーンが湾岸を襲い、洪水がニューオリンズを破壊した時、それがその地区を第三世界にしたのではない。そこが第三世界である事を露出したのだ。」Danny Glover / ダニー•グローバー

「Trouble The Water」は観客を激動の旅路に連れ込む。心臓が止まりそうになり、激怒し、感動し、力がわく。劇場を出た時、きっと何かをしたくなる、しなければならないと感じるはずだ。ハリケーン•カトリナの被害に対してだけでなく、洪水が去った後に露出された問題に対して。公共教育機関の劣化、投獄率の高騰、貧困、政府の責任欠如、そして組織的な人種差別。

本作品は多数の市民団体と提携して、人種と経済の公正、自活開発環境、青少年育成を目指した活動を進めている。本作のメッセージでもある若い世代の力。選挙が近づく今年、この作品から人々の対話が広がることを望んでいる。

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Black Kold Madina
http://bornhustlerrecords.com/shop.htm

V-Day 10 in New Orleans

In Activism, New Orleans on 2008/04/14 at 00:40


ハイ!私はEva Ensler イヴ・エンスラーです。「V-Day」10周年イベントのご紹介ができることをとても嬉しく思います。V-Dayのことをご存じない方へ、V-Dayは私の書いた朗読劇「The Vagina Monologues ヴァギナ・モノローグ」から発した、世界中の女性や少女への暴力を止めるための世界的なムーブメントです。世界の女性たちそして男性たちによる草の根運動です。パフォーマンスで表現したり、シェルターを提供したりします。レイプ、酸で顔を焼かれる(バングラデッシュやアフガニスタンなどで服従のために行われる)、性器を切り取られる(主にアフリカで行われる)、セックス・トラフィック(性産業のための人身売買)、近親相姦など、女性のそして男性の日常に打撃を与える行為を止めるために活動しています。

「V-Day」10周年はニューオリンズのスーパードーム、私たちは「スーパーラブ」と呼んでいますが、このアリーナで開催されます。4月11日と12日の週末です。たくさんの講演者、語り部、詩人、ミュージシャン、多様なパフォーマーが世界中から集まります。そして女性と少女たちへの暴力をなくすための方法を、一片一片探して行きます。人種差別、経済不平等、地球温暖化、男性がどうしたら優しくなれるか、いろいろなテーマを提示していきます。そして土曜の夜には、このムーブメントの生みの親である朗読劇「ヴァギナ・モノローグ」の特別パフォーマンスが行われます。参加するのはジェーン・フォンダ、オプラ・ウィンフリー、ジャス・ストーン、ジェニファー・ハドソン、アシュレイ・ジャッド、メリッサ・トメイ、コモン、ロザリオ・ドーソンなど、素晴らしい出演者たち。みなさん無料で出演してくれます。自分たちの時間と才能を寄贈してくれます。なぜなら、女性への暴力をなくすことが、今最も大切なことだと信じてくれるからです。

どうぞみなさん参加して下さい。未だに救いの手が差し伸べられていない、ニューオリンズの姉妹たちとともに立ち上がって下さい。彼女たちはあの嵐の崩壊を、懸命につなぎ止めています。彼女たちは気高さと尊厳と知恵でコミュニティーを立て直しています。私たちは彼女たちと一緒になります。そして世界の人たちが一緒になれるように、ぜひぜひ参加して下さい。この女性のためのメガ・イベントに。そして男性も、だって世界には「ヴァギナ・メン(女性への暴力追放運動支持者の男性)」がたくさんいます。ぜひ来て下さいね。It’s gonna rock!

VDAY 10 / V to the 10th
http://v10.vday.org

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Katrina Warriors Network
http://www.katrinawarriors.net
http://v10.vday.org/anniversary-events/katrina-warriors

V-Dayはニューオリンズの奉仕提供者、連絡責任者、芸術家、教育者、活動家、ニューオリンズのV-Dayグループと連帯し、それらの活動家や草の根グループを「Katrina Warriors Network(カトリナ戦士ネットワーク)」というひとつの共同体に組織しました。

この地域活動家のネットワークは、ニューオリンズと湾南に現在住む、もしくは戻る過程の女性たちが、生活を再建するための援助をします。Katrina Warriors NetworkとV-Dayは、ニューオリンズと湾南の女性たちが団結し、活性化し、地域が再建し更に発展するために協力します。

International Women’s Day 国際女性日の3月8日からV-Day 10までの五週間、Katrina Warriors Networkはニューオリンズと湾南においてイベントを開催します。

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V-Day – Until the Violence Stops (2003)
http://v10.vday.org/ten-years-vday/until-the-violence-stops
http://www.amazon.com/dp/B0006ZXJFC

「Until The Violence Stops(暴力は止まるまで)」は劇作家であり活動家であるイヴ・エンスラーの「ヴァギナ・モノローグ」が女性への暴力撲滅の国際的な草の根運動「V-Day」に発展していく過程を記録した力強いドキュメンタリー。2002年に世界の800都市がV-Dayに参加し、「ヴァギナ・モノローグ」のチャリティー公演を行った。「Until The Violence Stops」には世界中の女性たちが登場する。ハーレムからカリフォルニアのユカイア、パインリッジ・インディアン居留地からフィリピン、そしてケニア。女性たちはひとつになり、満身の勇気で自らに秘めて来た辛い経験、レイプや性器切除などの経験を語る。

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デモクラシー・ナゥ!「V to the Tenth」特集
V to the Tenth: Thousands of Women Gather in New Orleans for 10th Anniversary of Global Movement to Combat Violence Against Women
http://www.democracynow.org/2008/4/11/v_to_the_tenth_thousands_of

Welcome to New Orleans

In New Orleans on 2007/08/31 at 10:09


「Welcome to New Orleans」 1 of 12

マリク:私の名前はマリク・ラヒーム。Common Ground Collectiveの創立者、そして未来の米国議員候補だ。

白人男性:会った時からずっと言ってるように、助けて欲しい。一人じゃどうしてもできないんだ。
マリク:早急に5万ドルなんとか都合するようにしよう。

(8ヶ月前、カトリナ襲来数日後)
マリク:川向こうのあそこで堤防が決壊したんだ。ここに来ることはできたよ。すぐそこで人々が助けを求めて叫んでいた。

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(クリップの解説文訳)

「Welcome to New Orleans ニューオリンズへようこそ」は、カトリナ後最初の一年間に撮影された、58分のドキュメンタリーです。アメリカ南部の貧困地区に起こった、暴力と人種差別の記録です。自分たちで身を守らなければならない、アメリカの底辺の人々の物語。しかしこの映画は、信じられない様な逆境の中での「希望」の物語なのです。

「Welcome to New Orleans」はMalik Rahimマリク・ラヒームの目を通して、破壊された街を描写します。元ブラック・パンサーのメンバーで58歳のマリクは、ニューオリンズの住民を救うために、カトリナ発生時からずっと街に留まっています。草の根運動で作り上げた「Common Ground Collective」という救済組織をこの二年間拡大し、地元住民のヒーローと呼ばれています。Common Groundが援助救済したのは今までに17万人、救済のために参加したボランティアは今までに1万1千人。ボランティアはアメリカ全50州から、そして40カ国からやってきて参加しています。

Common Groundがやらなければならないことは、まだまだこれからたくさんあります。Common Groundのことをもっと知りたい方、募金をしたい方はどうぞサイトを訪ねて下さい。ありがとう!

Common Ground Collective
CommonGroundRelief.org

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Google Video: 「Welcome to New Orleans」全編58分

YouTube: 「Welcome to New Orleans」全編(12クリップに分割)
youtube.com/user/WelcometoNOLA

Two Years After Katrina

In New Orleans on 2007/08/28 at 07:04

ルーディー: 嵐が来たよ、月曜の朝7時だった。悪夢だった。世界で一番偉大な国に住んでるんだよ。人間を月に行かせられる国に。なのに家族をもとの一つの家に戻せないのか。未だにカトリナの打撃で弱り続けている。

ワシントンじいさん: 二年たった。何もしてくれない。何もしてくれない。

ジュリー: 未だにここニューオリンズでは住むところがない。だから7日働いて7日休み。休みの時はアラバマまで車で行って5夜ベッドで眠れます。あとの9夜はここで知り合いの家の床に寝るんです。

ワシントンじいさん: ここは私の家族の家だ。直すことはできないかな。わしが住めるように。狭くて構わない、わしがいる場所だけあればいいんだ。後ろの部屋だけ直したい。もうFEMAのトレーラーに住むのは辛いんだ。でも住んだら家賃を取られるか心配だ。(家賃、取られるのか?)そういう話だよ。(そうか、だからじいさんは二部屋だけ直したいんだな。トイレと寝る部屋だけあれば、いられるというわけだ。84歳で‥。)

ジュリー: もし政府が私たちが住んでいたAbundant Squareの低所得者住宅を開けてくれたら、私はもっと働けて、夫は癌だけれど、今程ひどい状態ではないはずだわ。1800世帯を差し押さえて、今度は家賃月1115ドルだなんて。

リンダ: 家賃が高過ぎて、一部屋に一家族づつ住んでいる人たちがいる。ずっとアメリカ国旗を飾ってた。助けてくれているのは(政府ではなくて)アメリカ市民だということを訴えるために。心の中ではずっと、私たちは忘れられていない、と信じています。

(クリップ内容要約 – 全文はここにあります)

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WhenTheSaints.org
(about us: 訳)

カトリナの被災から二年、ルイジアナ湾岸地区では未だに何万もの家族が家を失ったままです。3万の家族が国内に点在するFEMAのアパートに散り散りに住み、1万3千がトレーラーに住み、災害によって破壊されたニューオリンズの7万7千の賃貸し家屋は、ほとんど修復されていません。

この短編「When The Saints Go Marching In」は、そこに住む人々の辛い物語です。ルーディーの一家は家を失いましたが、保険会社から下りた金額はたった4千ドル。若い頃大工だった84才のワシントンじいさんは、三軒家を持っていましたが、未だにFEMAのトレーラーに住んでいます。ジュリーは、政府が以前住んでいた公共住宅を閉鎖し続けているので、仕事や日常生活を取り戻すことができません。このような物語が何千も存在します。

私たちにできることがあります。Chris Dodd’s Gulf Coast Recovery Bill of 2007: S1668(湾岸復興計画法案)を承認させるように議員に訴えるための署名をすることです。

この法案はもうすぐ投票にかけられます。この法案が通過することが、湾岸地区の再建に向けた大きな進歩になります。S1668への署名と同時に、あなたの地区の議員に、カトリナとリタで住むところを失った、公共施設や低所得者住宅に住んでいた人々を援助するよう、訴えて下さい。

このクリップを広めて、たくさんの人に署名のことを知らせて下さい。