YouTubeから聞こえるアメリカの声

オバマ、マシュー・シェパード法(憎悪犯罪防止法を同性愛者偏見や障害者偏見に拡大する)に署名

In Civil Rights, LGBT on 2009/10/30 at 02:49


(全文)http://www.whitehouse.gov/blog/2009/10/28/about-whether-we-value-one-another

Obama signs Matthew Shepard and James Byrd, Jr. Hate Crimes Prevention Act
オバマ、マシュー・シェパード法(憎悪犯罪防止法を同性愛者偏見や障害者偏見に拡大する)に署名

(2:15)..そして最後に最も重要な方々を紹介したい。マシュー・シェパード法制定活動の先頭となったマシュー・シェパードの御両親と弟さん、ジェームス・バード・ジュニアの妹さん。

活動家の皆さん、支援団体のみなさん、この日の実現のために助力してきたすべての皆さん。皆さんの何年もの主張と活動に感謝する。皆さんのお陰でこの勝利を勝ち取ることができたのだから。私たちは「パーフェクト・ユニオン/完璧な国」を目指して長い道のりを進んでいる。そして今日、また一歩それに近づいたのだ。今日、私はマシュー・シェパード、ジェームス・バード・ジュニア憎悪犯罪防止法に署名した。

今日、十年以上に渡った法制定への闘争が報われた。幾度も反対派に直面し、幾度も法案が否決され遅延された。すべての人々が自由に生き、愛することが出来る国を作ることが、どんなに困難なことか思い知らされた。しかし信念は確固として闘争に耐えた。両家族の絶え間ない尽力、彼らのために追悼の灯りをともし抗議のマーチを指揮した人々、デモや活動団体を組織した人々、そしてこの法案のために闘い続けた故テッド・ケネディー上院議員、今日という日を実現するために働いたすべての人々。

私たちが立ち向かわなければならないのは、肉体への犯罪だけではない。精神への犯罪にも抗議しなければならない。危害を与える行為だけでなく、恐怖を植え付ける行為にも。合衆国憲法はすべての市民に人権を与えている。しかし、公正でない審判や暴力に対して、私たち自身がしっかりと守って行かなければ、憲法はなんの意味も成さない。憎悪犯罪防止法は今後も私たちの努力で守って行かなければならない。

FBI調査で、再近年の我国の憎悪犯罪(ヘイト・クライム)は約7600件。この10年で同性愛者に対する憎悪犯罪だけでも12000件以上が報告されている。報告されなかった事件は計り知れない件数になるだろう。

肌の色や宗教や生まれた国に対する憎悪犯罪の防止法を強化することは、重要なことだ。そして今回ついにその対象に、性別、障害、認知性別、性指向に対する憎悪犯罪を加えることができた。今後それらの犯罪に対して最大限の告訴を行うことができるための、検察への新しい道具が整ったのだ。愛する人と手をつないで歩くことに恐怖が伴うことなど、アメリカにおいてあってはならない。自分自身であることや、障害を持っていることで、人から奇異の眼で見られるようなことは、アメリカにおいてあってはならない。

根本的にこれは法律問題ではない。私たちの人間性についてなのだ。他者の価値を認めること、互いの差異を受け入れること。それらは攻撃対象では決してない。自然なことだ。若い青年を誘拐し、死ぬ程の暴行を与え、柵に縛り付け、放置して死に至らしめる(マシュー・シェパード事件)‥そんなことが出来る人間の思考には想像も及ばないはずだ。隣人でありながら、車に乗せてやると見せかけて、暴行を加え、トラックの後ろに鎖で繋ぎ、何マイルも引きずって死に至らしめる(ジェームス・バード・ジュニア事件)‥そんなことが出来る歪んだ思考には想像も及ばないはずだ。

なぜそのようなことが起こるのか。それは相手の中に、我々共通の人類愛があることを見失った時だ。相手に自分と同じ様に恐怖や希望があることを、情熱や欠陥があることを、私たちみなが分け合う夢があることを、見失った時だ。

私たちは何世紀にも渡って、建国者たちの理想に恥じないように努力して来た。すべての市民が自由で平等で、それぞれの幸福を求めて生きることができる国であること。葛藤や闘争、憎悪や偏見、分裂や不調和、数々の困難を経て、私たちはより強く、より公正に、より自由になった。それぞれの転換期、私たちは法律を変えるだけでなく、私たちの心を変え、他者への思いやりを増し、怒りや迷いの際にも愛情と寛容を持つことができるようになった。1968年4月、キング牧師暗殺のたった一週間後、全米が怒りに満ちて彼の死を悼んでいた時、リンドン・ジョンソン大統領は公民権法施行に署名した。アメリカ史上初の、宗教や人種に基づく憎悪犯罪防止法だ。今日私が署名した法の基になるものだ。

その困難に満ちた時、ジョンソン大統領は署名しながらこう言った。「これで自由の鐘が少し大きく鳴るようになった」それがアメリカの約束なのだ。憎しみや混沌の騒音の中でも、悲しみや怒りの喧噪の中でも、理想の音が聞こえる。かすかでも、誰かが消そうとしても、それでも聞こえる。私たちの義務は、アメリカ市民がどこにいても、それが聞こえ感じることができるようにすることだ。1968年の公民権法施行だけでは終わらない。そして今日の憎悪犯罪防止法だけでも終わらない。今日ここにいる皆さん、そして私と共にここに立つマシュー・シェパードとジェームス・バード・ジュニアのご家族のみなさん、みなさんの努力で理想の鐘はまた少し大きく鳴るようになる。今日から毎日、少しずつ大きくなる。それは私たちの誇りだ。ありがとう。神の祝福があなたと合衆国にありますよう。


The Laramie Project(マシュー・シェパード物語)

ララミー・プロジェクト
http://axn.co.jp/movie/laramieproject.html

– – – – – – – – – –
映画「MILK」とLGBT/GLBT活動に関する記事一覧
https://100voices.wordpress.com/milk

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。