(イメージを二度クリックすると、YouTubeページが開きます)
ジョン・パーキンスです。世界を変えるために努力しています。現在世界は、たくさんの文化社会が予言してきた「変化」のステージに入りました。私たちはこの世界を、新しいレベルの意識に基づいて、大きく変える可能性を持っています。
新しい意識のひとつは、私たちが住む世界がとても小さなものであることを認識することです。ひとつの小さな社会なのです。ですからナイジェリア、エチオピア、フィリピン、インドネシア、ブラジル、ボリビアなどの世界の子供たちがみな、安定して自給自足のとれた平和な世界では生きられるようでなければ、私の23歳の娘は安定して自給自足のとれた平和な世界で生きることはできません。
世界は小さな社会です。ともに努力していかなければなりません。そして資源や情報源を共有しなければなりません。そしてそれを実現するためには、意識の改革が必要です。お互いの関係を理解すること。そして私たちが買うすべての物が世界の人々に影響を与えることを認識すること。私たちが消費するものすべてが、世界の人々に影響すること。
現在私たちは予言されて来た「変化」のステージに入りました。変化への機会が与えられた時代です。しかし、この機会を使うのは私たちです。私たち一人一人が、この世界の密接な関係、すべての生きる人や動物の関係を認識し、共に努力していかなければないません。すべての大陸、すべての国、すべての遠隔地の子供たちが、私たちが現在成し遂げることを、将来誇りに思うように。
(このクリップはジョン・パーキンスが所属する団体のひとつ、Omega Instituteによって制作されています。Omega Instituteは精神文化を通じて心と体の健康と向上を進める教育機関です。)
Omega Institute: John Perkins
– – – – – – – – – – – –
Democracy Now! JAPAN
(サイトには日本語字幕付きのインタヴュークリップがあります)
ジョン・パーキンス John Perkins, 1971年から81年まで国際コンサルタント会社Chas T. Mainのチーフ・エコノミストをつとめた。退職後に出版した回想録Confessions of an Economic Hit Man: How the US Uses Globalization to Cheat Poor Countries Out of Trillions(エコノミック・ヒットマンの告白:グローバリゼーションを利用して貧国から巨万の富を巻き上げてきた米国の手口)で、この時期の自分の役割は米国諜報機関と多国籍企業の手先であり、「経済の刺客」として第三世界の指導者たちをかどわかし、自国民を犠牲にして米国企業を優遇する経済政策をとらせてきたと告白した。最近その続編The Secret History of the American Empire: Eonomic Hit Men, Jackals, and the Truth about Global Corruption(アメリカ帝国秘史 経済刺客、ジャッカル、グローバルな腐敗の真相)が出版された。
– – – – – – – – – – – –
Economic Hit Man Study Group Guidelines
(ジョン・パーキンスの現在の活動拠点「Dream Change」では、「エコノミック・ヒットマンの告白」をテキストにした学習会を提唱しています。)
「エコノミック・ヒットマンの告白」は現実に国際経済で起こっている腐敗と、アメリカの帝国主義の横行を暴いています。本の最後にジョンが提唱しているのは、この本の内容がいかに私たちの生活に影響しているかを知り、もっと人道的で公正な世界を作るにはどうしたらいいかを考える機会を持とうということです。家族内で、図書館や教会、書店やカフェなどの小グループでの学習会の行い方の例も示されています。
各自が自分の結論を出すのが目的ですが、ジョン・パーキンス自身が提案する具体的な項目もあります。
●買物をする行為を、読書やエクササイズに取り替えよう。
●石油を含めて、物質の消費を減らそう。
●以上の項目で浮いた金額を、自分の賛同する活動団体に寄付しよう。
●家、衣類、車、会社などを縮小しよう。
●「自由貿易」に反対し、スウェットショップなど人権無視や環境破壊をしている会社に反対しよう。