「Saint of 9/11 – 9/11の聖者」予告編
Saint of 9/11 全編(1:31:05)
http://www.youtube.com/watch?v=MkAUpSljQw4
His whole ministry is about love. He loved the fire department, and they loved him.
彼の教えは「愛」だった。消防局を愛していた。そして隊員たちも彼を愛していた。
(On one of our Darkest Days – One of our Brightest Lights – Dimmed)
(暗黒の日 – 私たちの光が – 消えた)
Mayor Giuliani said to Mychal “Come with us!” and he said “No, I have to stay with my men.”
ジュリアーニ市長がマイカルに言った「私と一緒に現場から離れてくれ」でもマイカルは断った「いや、私は消防隊と一緒にいる」
It’s such a striking photograph. These big men obviously in anguish, reminded me a lot of Pietà.
衝撃的な写真。マイカルを抱える男たちの表情には明らかに苦悩が満ちている。なんだかピエタ – 十字架から降ろされたキリストを抱く聖母マリアの像 – を思い出してしまう。
Fire Department Chaplain, Father Mychal Judge…
(追悼式で犠牲者の名を読み上げる) 消防局付司祭マイカル・ジャッジ…
He was our spiritual leader but he was our buddy, too.
(消防隊員) 彼は私たちの精神的な師でした、と共に私たちの相棒でした。
Mychal never knew he was a saint. Mychal thought he was one of the worst sinner.
マイカルは自分が聖者だったことに気づいていなかったよ。むしろ自分は最悪の罪人の一人だと思っていたんだ。
He lit up the While House as he lit up every place he ever found himself.
(ヒラリー・クリントン) 彼は行く先々のすべての場所を照らしてきたように、ホワイトハウスも照らしてくれました。
He was a king of the city. His parting gift to us was his dedication, compassion, and his heroism to stay with us.
彼はニューヨークの慈悲に満ちた王でした。彼が私たちに残してくれたのは、献身、慈悲、そして私たちの元をけして離れなかった英雄の姿です。
(Narrated by Ian McKellen)
(ナレーション: イアン・マッケラン)
Mychal said, when we loose someone we love, we should just pray for everything they brought to our lives.
マイカルは言いました「私たちが愛する人を亡くした時、その人が私たちの人生に与えてくれたすべてのことに感謝の祈りを捧げよう」
(His Friendship Was An Inspiration)
(彼の説教は人々の心をつかんだ)
All of us who are privileged to know him, feel the special lose.
(ビル・クリントン) 幸運にも彼を知ることが出来た人々にとって、彼の死はほんとうに大きな損失だ。
(His Love Was Simply Divine)
(彼の愛はとてもシンプルな、神の愛だった)
You have no idea what’s God calling you to do. But he needs you, he need me, he needs all of us.
(マイカル牧師の説教) 私たちには神が望んでいることはわからない。でも神はあなたを必要としているのです。私を必要としているのです。私たちすべてを必要としているのです。
There was a picture one time of a full length Jesus Christ the same hight as the Empire State Building. I thought it was Mychal in New York, you know, he was huge. He’d be vastly amused with the idea of being a saint.
ある絵を見たんだ。キリストの大きな姿、エンパイアステートビルと同じ高さの。それを見た時「あ、これはマイカルだ」と思ったよ。彼はほんとに大きな存在だった。聖人と呼ばれていることを知ったら、きっとたまげるだろうなぁ。
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Saint of 9/11
http://www.saintof9-11.com
苦悩に満ちた写真、9月11日に救助員たちがフランシスコ会牧師の遺体をワールドトレードセンターから運び出す姿。ニューヨーク消防局でチャプリンだったマイカル・ジャッジ牧師の死は、勇気と犠牲のシンボルとして人々に伝えられた。
「Saint of 9/11」は波乱に満ちながらも慈悲を極め続けたを牧師の人生の旅を綴る。助けを求める人々、忘れられた人々のために、そして死と隣り合わせで働く消防隊のために。役目のために世界を訪ねたアイリッシュ系アメリカ人。自らの悪魔と闘いながらも、その力強い奇跡の様な存在は多くの人々の心に触れた。
牧師は人生の苦悩を知っていた。アルコール依存症と闘った過去から、AA (アルコール・アノニマス/禁酒サポート活動) の代弁者となった。自身の弱さや不完全さゆえに、牧師の慈悲は人々の痛みや壊れやすさに容易に届いた。80年代のAIDS勃発時、人々は感染の恐怖から患者たちを差別隔離した。医療従業員たちからも見放された患者たちに、牧師は変わらぬ愛を注いだ。マイカル・ジャッジ牧師はゲイであった。そして神の仕事を心から愛していた。
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映画「MILK」とLGBT/GLBT活動に関する記事一覧
https://100voices.wordpress.com/milk