The Times of Harvey Milk 英語版全編 (1:27:59)
http://www.youtube.com/watch?v=JZNGpB9A2js
The Times of Harvey Milk
「ハーヴェイ・ミルク」ドキュメンタリー
2009年4月18日より東京アップリンクにて、毎夜20時50分から
http://www.uplink.co.jp/x/log/002996.php
札幌、苫小牧、金沢、名古屋、大阪、岡山、福岡、沖縄でも上映
米国オフィシャルサイト
http://www.thetimesofharveymilk.com
http://www.tellingpictures.com/harveymilk/main.html
日本配給オフィシャルサイト解説
http://www.pan-dora.co.jp/harveymilk
「ハーヴェイ・ミルク」はゲイであるとカムアウトして、全米(おそらく世界でも)初の公職に就いたハーヴェイ・ミルクの活動と暗殺を追った、世界ドキュメンタリー映画史上に燦然と輝く不朽の名作である。完成後25年を経た今も世界各地で上映され、多くの人々に希望と感動を与え続けている。また、08年には本作品をもとに劇映画「ミルク」がショーン・ペン主演、ガス・ヴァン・サント監督により完成し、日本でも09年ゴールデンウィークに公開を予定している。
ハーヴェイ・ミルクは大学卒業後、いくつかの職を経た後、ベトナム反戦運動に関わるようになる。ニューヨークのゲイバーを警官が襲撃した事件から、ゲイ解放運動に参加。サンフランシスコ移住後には、積極的に地域住民との関わりを持ち、ゲイとして初の市政執行委員に当選する。黒人や他の有色人種、老人やゲイ、レズビアンなどが、彼のアンテナとなり草の根運動を展開。当初ゲイというだけで彼を毛嫌いしていた人々も、次第に彼の誠実さや、弱者のための行動を理解し始める。しかし、当時彼の最大の協力者であったジョージ・マスコーニ市長と共に、同じ市政執行委員であるダン・ホワイトに狙撃され、不慮の死を遂げる。そして、ホワイトの裁判は驚くべき展開を見せる…。
本作品は完成当時、さまざまな映画祭に出品され、アメリカ・フィルム・ライブラリー協会のブルーリボン賞を始め多くの映画賞を受賞し、アカデミー最優秀長編記録映画賞に輝いた。米国では夜8時のファミリーアワーに繰り返しテレビ放映され、後年ニューヨークにはハーヴェイ・ミルクの名を冠した同性愛者のためのハイスクールも設立された。ゲイだけではなく、アメリカ社会の実相など多くのテーマを含んだこの映画は、人種、性別、国境を越えた、あらゆる人々のための愛の映画なのである。
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監督Robert Epstein ロバート・エプスタイン作品一部
http://www.tellingpictures.com
PARAGRAPH 175 刑法175条
http://www.tellingpictures.com/paragraph175/main.html
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=1957
(アムネスティー・フィルムフェスティバル解説)
数万人が同性愛を理由に「有罪」とされ、5000人から1万5000人の人々が強制収容所に送られ虐殺されたといわれる、ナチスによる同性愛者への迫害。この迫害の根拠となったのが、同性愛に刑事罰を科すと定めた刑法175条だった。「この映画は同性愛者を差別するドイツの“刑法175条”によって迫害を受けたゲイ男性たちとひとりのレズビアンについて、歴史に隠された一面を聞き出している」(山形国際ドキュメンタリー映画祭2001公式カタログより)。収容所から生還した人々は戦後も差別され、長く沈黙を強いられてきた。数少ない生存者の証言から、失われた愛の記憶と尊厳を踏みにじられた痛みと怒りが静かに伝わってくる。
COMMON THREADS
http://www.tellingpictures.com/commonthreads/main.html
(Telling Pictures解説)
1970年代、不思議な病気がゲイコミュニティーに蔓延し、人々が死に始めた。「コモンスレッド」は、運命を共有する全く異なった環境の5人の主人公たちの人生を通して、AIDSエイズの時代最初の10年間を綴る感動の物語。エイズ・メモリアルキルト – NAMES Projectを物語のモチーフにし、追悼キルトがエイズで命を落とした人々の名前を刺し紡ぐように、物語は人々の記憶と当時の政府のエイズ対策に対する大きな落ち度を交差させていく。紡がれた糸は、力強い人々のプロテスト運動へと続いていく。
CELLULOID CLOSET
http://www.tellingpictures.com/celluloidcloset/main.html
(Telling Pictures解説)
Vito Russoビトー・ルソーの画期的な原作を元に、ハリウッド映画とゲイ文化を分析したドキュメンタリー。スパルタカス、ロープ、セルマとルイーズなど100以上の作品の、典型的なゲイレズビアン投影を探る。映画クリップと平行して、監督、プロデューサー、俳優のインタヴューを収録。出演はゴア・ヴィダル、トム・ハンクス、ウーピー・ゴールドバーグなど。ナレーターはリリー・トムリン。
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映画「MILK」とLGBT/GLBT活動に関する記事一覧
https://100voices.wordpress.com/milk