YouTubeから聞こえるアメリカの声

Neil Young, CSNY Deja Vu interview

In Music + on 2008/02/18 at 04:12

Neil Young – Berlin Film Festival 2008 Interview

– パティ・スミスから「I love you」との伝言です。パティが娘に初めて教えた曲は「I Am A Child」だったと伝えてほしいとのことです。

素晴らしい。嬉しいよ。

– もう何度も聞かれたと思うのですが、「Freedom of Speech Tour」を始めたきっかけは?誰が誰に「やろう!」と声をかけたのですか?

発端はアルバム「Living With War」。CSNとのツァーはすでに決まっていたけれど、その後に録音したから、彼らに言ったんだ。これが俺の政治と戦争と人類愛の新譜だ、もし一緒にツァーするのなら、その内容でなければ駄目だと。彼らは一緒にやることに同意した。戦争で死んで行く兵士のことを歌ったあとに、全く違う歌を歌うなんて変だからね。あのアルバムはそういう内容だったから、それに集中していたかったんだ。

– 昔の曲の一節に「We Can Change The World」という歌詞がありますね。現在大勢の政治家が「change」という言葉を使っていますが、あなたが昔意味したchangeと同じ事でしょうか?

わからない。何を思っていたのかはっきりわからない。今の政治家たちは「change」という言葉を使い過ぎている。多少語弊もある。難しい質問だ。どう解釈していいかわからない。現在の政治家たちが掲げる「change」は理解出来ない。だがもしオバマが大統領になったら、それは本当に大きな「change」だ。それが真の「change」の図だ。他はみな言葉だけだ。特にクリントンには「change」はない。

– パティは「オバマでもクリントンでもブッシュよりいい」と言っていました。

それは本当だ。でも大差はない。

– 今年はベルリン映画祭に大御所が集まりました、あなた、パティ、ストーンズ。偶然ですか?それとも何か背景があるのでしょうか?

わからないなぁ。「CSNY Deja Vu」のためにここへ来るまで、どんなことが起こっているのか知らなかった。ベルリンで演奏するのは好きだ。ベルリンは芸術の都市だし、ベルリン映画祭は芸術と良識のレベルが高い。来れて嬉しい。でも来るまで誰が来るのか知らなかった。ほんの数日前までストーンズが来ることも知らなかった。嬉しいよ。大好きなロックンロールバンドだ。

– ストーンズの映画はどうでしたか?

素晴らしい演奏だ。素晴らしいバンドだ。大好きだよ。バディー・ガイ、信じられない演奏だ。キースとミックとバンドと、素晴らしい演奏だ。音楽的な見地から言っても、フィルムに記録されたライブ演奏として最高級のものだ。

– サマーオブラブや1968年の40周年ですが、あなたの声が求められているのではないでしょうか?この映画を作られたのもそのことがあるのでは?

たぶん人々の中に空虚感があって、どんな変化を求めていいかわからないのかもしれない。でも音楽でなくても他にたくさん「変化」の方法がある。21世紀に求められる「変化」には音楽や歌は必要ないかもしれない。もっと科学的な方法が必要だと思う。ロックスターのようなエネルギーで、音楽でなくてもいい、世界に変化が必要なことに気がついた者、そういう若者が変化をもたらすかもしれない。音楽、石油、旅行、社会的責任、それらの毎日の出来事、すべてに大きな変化が必要だ。きっと何かが起こるよ。起こることを望んでいる。問題の中核は「燃料」だ。もしすべての人々が自分たちの「燃料」を持つ、自分たちの住む場所で、それが自然になれば、世界は全く違うものになる。現在ある問題は、その新しい均衡に合わせて行かなければならなくなる。僕の見地から将来を考えると、それらの変化は偉大な頭脳から生まれると思うよ。ミュージシャンからじゃない。

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Neil Young Times
neilyoung.com/news

A Song Alone
by Neil Young

No one song can change the world. But that doesn’t mean it’s time to stop singing.
ひとつの歌で世界を変えることは出来ない。だからと言って、歌うのをやめてはならない。

Somewhere on Earth a scientist is alone working. No one knows what he or she is thinking. The secret is just within reach. If I knew that answer I would be singing the song.
地球のどこかで孤独な科学者が研究している。その科学者が考えていることは誰も知らない。鍵は手の届くところにある。もし答えがわかるなら、私はその歌を歌おう。

This is the age of innovation. Hope matters. But not hope alone. In the age of innovation, the people’s fuel must be found. That is the biggest challenge. Who is up to the challenge? Who is searching today? All day. All night. Every hour that goes by. I know I am.
今は発想の時代だ。希望が必要だ。だが希望だけでは駄目だ。この発想の時代に私たちは自分たちの燃料を見つけなければならない。それが最も大きな難関だ。難関に挑戦するのは誰だ?探求しているのは誰だ?毎日、毎晩、今この時も。私は探している。

My friends write to me don’t give up. I am not giving up. I know this is the time for change. But I know that it’s not a song. Maybe it was. But it isn’t now. It’s an action, an accomplishment, a revelation, a new way. I am searching for the people’s fuel. Will I find it? Yes. I think so. I don’t know why I may have been chosen to help enable a discovery of this magnitude. I know I can only write a song about it when I find it. Until then I can write a song about the search or spend all my time looking. But a song alone will not change the world. Even so, I will keep on singing.
友は「諦めるな」と言う。私は諦めてはいない。今「変化」が必要なのはわかっている。しかしそれは歌から産まれるものではない。以前はそうだったかもしれない。でも今は違う。今必要なのは、行動、達成、発見、そして新しい方法。私は人々の「燃料」を探している。見つかるだろうか?きっと見つかる。なぜ私がこんな大きな発見を実現するための責任を負うことになったのかはわからない。私に出来るのは、見つけた時にそれを歌うことだけだ。それまでは探すことの歌を作り、探し続けることしか出来ない。歌だけでは世界を変えることは出来ない。しかし私は歌い続ける。

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CSNY “Deja Vu”
csny-dejavu.com

SUNDANCE ’08 – MY PREMIERE: CSNY DEJA VU 

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