The Time Of Harvey Milk (1984)
アカデミー賞ベスト・ドキュメンタリー受賞
1977年、ハーヴェイ・ミルクはサンフランシスコ市の行政執行委員に立候補し、少数派を統合する一大キャンペーンを繰り広げた。(彼は自分の信じる事のために立ちあがったんです)ミルクは当選し、アメリカ史上初のゲイであることを公にした公職者となった。(ミルク: これからストレートの白人パワーは、私に立ち向かわなければならなくなるんです)ミルクは右派にも左派にも挑戦した。声のない者たちに声を与えた。すべての人々に権利を与えた。(ミルクは私のことに注意を向けてくれる人だ)そしてあのおぞましい暗殺。(トム・アミアノ: ハーヴェイ・ミルクとジョージ・モスコーネが殺された、ダン・ホワイトに!)(歴史が変わってしまったのがわからないのか?)
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ハーヴェイ・ミルクの伝記映画キャスト募集に応募者殺到!
SF Chronicle 11/18/2007: Castro casting call attracts many born after Harvey Milk’s heyday
ハーヴェイ・ミルクの伝記映画キャスト募集に、一時間に100人の割合で全日応募者が殺到した。ガス・ヴァン・サント監督で制作予定の映画「Milk」、ハーヴェイ・ミルクを演じるのはショーン・ペン。サンフランシスコのカストロ地区は、1970年代のアメリカのゲイ文化の大通り、ハーヴェイ・ミルクは事実上カストロの「市長」だった。「Milk」の撮影は、2008年1月21日から8週間に渡ってカストロ地区で行われる予定。
サンチェス通りと16番通りにある小学校で行われたキャスティング、募集は18から40歳の男性が対象だった。集まった応募者の中には、30年前のハーヴェイ・ミルクのキャンペーンの時には生まれていなかった若者も多かった。「オープン・ゲイの市長で、暗殺されたんでしょ?」「10年前に占星術を勉強した時、偶然ハーヴェイ・ミルクのことを知りました」
Names Project AIDS Memorial Quilt / エイズ追悼キルトプロジェクトの創始者、Cleve Jones クリーブ・ジョーンズは、この新作映画「Milk」に大きな期待を寄せている。53歳のジョーンズは「Milk」の制作コンサルタントでもある。「今でも大学や高校で、そしてLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)の学生と話す機会があるごとに、話して聞かせています。彼らの多くはこの歴史を知りません。それはとても危険なことです。」ジョーンズはハーヴェイ・ミルクを師として尊敬していた。「現在の若者はこの自由を謳歌しています。でもほとんどが、この自由の歴史はまだ浅いことを知りません。」
元海軍兵だったハーヴェイ・ミルクは、ゲイの民権獲得のために、人々を組織した。ハーヴェイ・ミルクは、ゲイとレズビアンが社会に認められて民権の元に保護を受けられる社会にするために一番大事なことは、身近な人々や家族や同僚にゲイであることを明かすこと(come out of the closet)だと強調していた。ハーヴェイ・ミルクが当選した時まだ少年だった社会福祉員のトム・シュニッターは言う「もし彼が生きていたら、世界はどんなになっていたのかなぁと思います。きっと政治は今と違っていたでしょう。彼はあの時、巨大な希望を与えてくれました。」
SF Sentinel 11/18/2007: San Francisco Welcomes Filming of ‘Milk’
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映画「MILK」とLGBT/GLBT活動に関する記事一覧
https://100voices.wordpress.com/milk