Green Festival San Francisco
Nov. 9, 10, 11, 2007!!
私はケヴィン・ダナハー、グローバル・エクスチェンジ(Global Exchange / GX)の三人の創立者の一人です。GXは1988年に出来た人権保護活動団体、アメリカ市民に「世界で起こっている本当の事」を知らせるためにいろいろな活動をしています。そのひとつがCo-op Americaと協賛で開催するグリーン・フェスティバル。
約400のグリーン・エコノミーの企業や店舗の出店、100名以上の講演、約12のオルガニック・フード屋台、全日ジャンルを超えた音楽の演奏、ウォークショップ、ハンズオンなどの体験、ソーラーパネルの設置法、コンポストのやり方など‥グリーン・エコノミーと知恵の大集合です。
環境破壊には良い側面があることに気付いて下さい。環境破壊が進むに連れて、メディアがどんどん取り上げます。科学者が研究を進めます。経済界は、今までの雛形では存続出来ないことに気付き、経済資本がグリーン経済に移行していきます。2006年秋に掲載された、ブルーンバーク・ニュースの「Green Venture Capital グリーン経済投資」の特集では、資本がいかにグリーン経済に移行しているか、リニューアブル・エネルギー、オルガニック商品、リサイクル商品、コンポスト‥。環境を破壊せずにむしろ改善しながら利益を上げて行く‥という考え方が、経済界全体に浸透して来ていることを述べています。現在サンフランシスコ、ワシントンDC、シカゴ、シアトルで開催されるグリーン・フェスティバルを通して私たちが伝えたいのは「あなたもこの地球の環境革命の底力になることができる」ということです。人類史上初の地球規模の革命です。
グリーン経済の流れには新しい発想がたくさんあります。雛形のひとつは、今まで捨てられていた物に新しい価値を産み出し、商品化していくということ。新発想はフェアトレイドの動きにも当てはまります。今まで経済体系に入っていなかった第三諸国の生産者自身と、先進国の消費者が直接商売をするのです。グリーン・フェスティバルはポジティブなメッセージを一般に送り、グリーン経済への移行に拍車をかけています。
Green Festival Washington DC
私はメディア・ベンジャミン、グリーン・フェスティバルを主催するグローバル・エクスチェンジ創始者の一人、そして平和のための女性団体「Code Pink コードピンク」の創始者です。現在私たちが直面しているのは、地球温暖化問題、そして戦争問題です。不幸にもこの二つは手に手を取って進んでいます。アメリカでは現在誰も「イラク占領は石油獲得のため」と言わなくなってしまいましたが、「イラク占領は石油獲得のため」なのです。政府は次の戦争、イラン戦争を持ち出していますが、これも石油獲得のための戦争なのです。世界人口の4%である私たちが世界資源の25%を消費している‥これでは悲劇へまっしぐら。世界資源の使い過ぎをやめない限り、私たちに平和は訪れません。
石油中毒から抜け出すために、それに代わるエネルギー生産法を確立すること。9/11を理由にしてイラクを占領するような外交政策をするのではなく、外国諸国と調和していく外交政策をしなければなりません。その実現に向かって活動しているのが、グリーン・フェスティバルであり、コードピンクであり、参加している多数の企業や団体なのです。長い間市民活動をしてきて学んだのは、誰がホワイトハウスにいても、誰が議会にいても、本当に大事なのはグラスルーツ/草の根活動だということです。市民の草の根活動が上層を変え、社会を変えていくのです。アメリカの歴史の中の、民権運動、婦人運動、同性愛者運動、平和運動、そして環境保護運動。環境のために工夫された新しい技術や商品がたくさん出て来ています。そして私たちが誇りに出来る、私たちが平和に暮らすことを実現してくれる、そんな議会を求め続けて行きましょう。